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一般の人たちをさすyouの用法
テキストP.45 姉
there is/there areについて
some/anyについて
問題集 P.10
Are you 〜?、Do you〜?の使い分け
「watch」と「look」の違いについて
stay home と stay at home/I’m home と I’m at home
テキスト p63 5(1)
動名詞と不定詞の見分け方
willとbe going toの違い
テキスト p97、6④
病気系の名詞にaやtheが付く理由
shouldについて
付加疑問文での答え方
前置詞 at on
p210 練習問題1-4
問題集のp74の1-10
andの用法


【andの用法】

■質問■
toに不定詞と前置詞の使い方がある様に、and にも等位接続詞以外の使い方がありますか?
ピリオドで終わっている文章をAndからはじめて文を書くことは、好ましくない。
と説明してくださいましたが、ごく普通に文章を書く時に使ってきました。
それはそれでありですか?そもそも間違いだったのですか?
■回答■
●andの用法
andは等位接続詞の役割しかありません。
※and so on のように熟語になる場合は除きます。
 
解釈として、
「文法上、等位接続詞は前後のものを対等に結ぶ役割があるので、文頭のandは間違い。
ただ、様々な文章で文頭で使われるケースが多くある。(会話で多いです)
そもそも間違ってるので避けるほうが無難」という言い方になりますね^^
 
とはいえ、使いたくなるお気持ちも分かるので、
代用で使えるものを知っておいてそちらを使うようにしてください^^
and → Also, Moreover, Additionally,
but → However,
上記はカンマも含めて文頭で使うのですが、and,vutそれぞれの違う表現として
使えるのでぜひ覚えておいてください。


【問題集のp74の1-10】

■質問■
問題集のp74の1-10でWe arrived なので到達したから前置詞はtoにしてみたのですがatでした。
ここは理解ができていないところです。
解説にはinとatの違いが書いてありましたがtoではないのは何故でしょうか?
教えてください。よろしくお願いします。
■回答■
まず辞書をお持ちでしたらarriveを調べてみてほしいのですが、
後ろにつく前置詞として( at, in,on ☓ to)
と書かれているはずなのですが、arriveの後ろに前置詞のtoを置くことは出来ません。

●場所を表す前置詞の基本
テキストP.202にあるように場所を表す前置詞の基本は
at, on, inの3つです。
ご質問いただいている問題集の箇所についての解説は、
テキストP.202 Checkに記載されていますのでそちらをご参照ください。

●toが表す意味
ご指摘いただいている通り、P204⑫に場所を表す前置詞として
toやforが記載されています。
ただ、toやforが表す場所は「運動・動作の方向性」です。
例えば、I go to the library.
という文章があったとしたら、
goという動作が「どこに向かって行われるのか」と表すのが to 〜 の部分です。

We are leaving for Tokyo.
も同じで、
leave(離れる)→ どこに向かって?→ for Tokyo(東京方面)となります。

このように to や forは2点間の移動を表すときに使います。
(いまいる場所/状態から〇〇に向かってgoやleaveなどの動作を行う時)
どちらもスタートとゴールの間の移動を表すのですが、
よりスタートに重きを置く→ for
よりゴールに重きを置く → to
となります。

上記を踏まえると、arriveは「着く」という意味で、
【移動の動作を行なった後】のことを表すので、
あくまでゴール地点の1点にのみを表しており、
「移動を表す」とは言えないので to や forが使えないということなります。

【p210 練習問題1-4】

■質問■
p210 練習問題1-4
A lot of birds were singing ( )the trees.
答えはinになっていますが、on ではないですか?
■回答■
この問題のイメージとして、
森の中にご自身が入って木々に囲まれてる中で鳥が鳴いてるのを
想像されると良いかもしれません^^
確かに、木に止まっている鳥だとonで正解になりますが、
中には飛びながら鳴いてる鳥もいます。
なので、「木が沢山生い茂っている空間の中で(比較的広い範囲で)、
沢山の鳥が鳴いている」ことを表現するために in が正解となります。
ただ、前置詞や問題の取り組み方は非常に素晴らしいので、
この調子で「なぜここはこの前置詞なんだろう?」
と一つひとつコアの意味から立ち止まって考えてみてください^^

【前置詞 at on】

■質問■
前置詞のコアの意味と派生のプリント内のatの③場所ですが、
この例文の場合はonを使うこともできますか?

He lives on 5th Ave.
■回答■
●liveの後ろに on を付けて「〜に住んでいる」と表現できるかについて
こちらについては使えなくは無いですが下記の2点注意が必要です。

①直接的な表現になる
講義内でお話した通り on のコアは「接触」です。
また、場所を表す際には触れている「面」を意識します。
He lives on the 5th Ave. だと、
彼が「5番街の地面で生活している」のように解釈できてしまいます。

② live onで別の熟語がある
こちらは講義の最後に話した、
1.独立した前置詞の塊
2.自動詞+前置詞=熟語
の話になるのですが、本来この文章は、
He lives ( on the 5th Ave ).
と分かれるのでパターン1なのですが、
live on 「生きながらえる」という熟語があります。

ここまで深く読むことはないかと思いますが、
onを使うのであれば、
He lives in the apartment on the 5th Ave.
「彼は5番街にある(面している)アパートに住んでいる」
みたいな方が自然ですね^^

【付加疑問文での答え方】

■質問■
付加疑問文での答え方ですが、例えば
Aki drink coffee, doesn’t she?

Aki doesn’t drink coffee, does she?
とたずねかたが違っても答えは同じだと言うことで理解していいですか?
(アキがコーヒーを飲む人だとしたら、飲むよね?と聞かれても飲まないよね?
と聞かれてもYes, she does. このYesがはいかいいえの違いという事ですよね。)
■回答■
・平叙文に続く付加疑問文
・否定文に続く付加疑問文

どちらでも、
飲むならYes
飲まないならNo
でオッケーです🙆‍♂️

テキストP.247
1-①の答えと
2-②の答えでは、
同じYesでも「はい、いいえ」という日本語の部分だけがややこしい書き方をされてるので、
ここを気にせずに普通の疑問文の答えと同じように考えてもらえれば大丈夫です😊

【shouldについて】

■質問■
◉You should be hungry.
あなたはお腹が空いているに違いない。
(いつも朝ごはん食べないけど、お昼ごはんはがっつり食べると言っていたから、そう考えると)

こういう場合はshouldを使いますか?
■回答■
はい、こちらの場合は
過去の経験や話から相手が朝ごはんを食べずお昼は沢山食べることを知っており、
「今日はお昼を抜いたのであれば、お腹が空いてて当然だよね」
という考えになるので、
should で正解です^^

【病気系の名詞にaやtheが付く理由】

■質問■
病気系の名詞にaやtheが付くのは何故ですか?
I have a headache.
I caught a cold.
I had the flu.
The coronavirus ….など。

■回答■
●病名に付く冠詞
こちらについては3パターンを抑えておけばOKです^^

① theが付くのは「伝染病・流行り病」
theの語源はthatだとzoomでお伝えをしましたが、
病名でtheが付くのは「”あの”伝染病」というように、
ほとんどの人が症状などをイメージできるものを指します。
the flu (インフルエンザ)
the plague (ペスト)
the mumps (おたふく風邪) など
※インフルエンザをinfluenzaと書く場合にはtheは付きません。

②a,anが付くのは一過性の「症状」
a,anは可算名詞に付くので「一つ持ってきて」と言って持ってこれるもの
とzoomでお伝えしましたが、
病名の場合は「発症してから治るまでを1つ」と数えます!
大まかに分けると下記の2パターンが考えられます。

・-acheが付く症状
headache (頭痛)
stomachache (腹痛)
toothache (歯痛)

・その他の症状
fever (熱)
pain (痛み)
cold (風邪)

③無冠詞のもの = 「医学用語で使われる病名」
上記2つに対して冠詞が付かないのが「病気の名前」です。
AIDS (エイズ)
cancer (がん)
diarrhea (下痢)
tuberculosis (結核)
deabetes (糖尿病) など

冠詞なのでもちろん例外もありますが、ひとまず
・the=流行り病
・a,an=一過性の症状
・冠詞なし=正式な病名


【テキスト p97、6④】

■質問■
p97、6④の適切な語を答える問題
正当はI will miss you very much.となってるのですが、I miss you very much.ではだめなのでしょうか?
会話している時点で、寂しいと感じてると解釈したのですが、解説お願いします。

■回答■
missは辞書の通りに書くと、
「〈人〉がいないのを寂しく思う」です。
つまり、「寂しい」という意味には「〇〇が近くに居なくて」という前提が必要になります^^

I will miss youは日本語にするのが少し難しいのですが、
「(会えなくて)寂しくなるね」というニュアンスです。
それに対して I miss you.は「(会えなくて)寂しい」となります!

このP97で、HarukaはKenに対して対面で話しており、
現時点では「Kenが居ない」という状況ではないので現在形は使えません。
ただ、これからHarukaが引っ越して会えない状況になる自分を想像して、
I will miss youで表現しています。
実際に引っ越して会えない状況になって初めて、「Kenが居なくて寂しい」→ I miss you が使えることになります。


【willとbe going toの違い】

■質問■
単純未来のwillと根拠があるbe going toの違いがいまいち掴めていません💦
未来形で年齢を表す時、be going toが使えると思っていた(根拠がある未来だと思っていたから)のですが、
この場合be going to を使うと間違えになりますか?
■回答■
まず整理をしていきますが、
be going toとwillで使い方を議論されるのは、
be going toの①②とwillの②意志未来になります^^
講義の最後に解説をした違いもこちらに該当します。

その際に重要になるのが「どのつもりで未来のことを話しているか」です。
・根拠があって予測しているのか、思いつきなのか。
・事前に決まってたことなのか、その場で決めたことなのか。
が意志を持った未来の表現での違いになります^^

willの①「単純未来」は上記のような意志に関係なく、
単に未来に起こることを述べる際に使用されます。
なので年齢などはwillが用いられるんですね^^

とはいえ、be going toで年齢を表現することは文法上間違いではありません。
ただその際はwillのように意志に関係なく起こることを表すというより、
「誕生日が来て嬉しい!」など【感情・感情】が含まれている印象になります^^

こんな感じで使われています。
参考資料


【動名詞と不定詞の見分け方】

■質問■

動名詞と不定詞の混合になると見分け問題がわかりません。
どちらも意味は、〜することと使える為
ややこしいです。
want.likeなどは、不定詞に使うと書いてありますが、そう覚えて大丈夫なのですか?
画像題問⑤です。
■回答■
動名詞と不定詞についてですね。
【動詞によって目的語が動名詞なのか不定詞なのか決まる】
という考え方でOKです!
※ちなみにlikeはパターン③で、動名詞も不定詞もOKなのでご注意ください。

パターンは4つあるので下記でご紹介しますね。(P.315参照)
パターン①「動名詞だけ目的語にとるもの」
パターン②「不定詞だけを目的語にとるもの」
パターン③「動名詞・不定詞どちらもOKなもの」
だいたいここまでは覚えるんですが、
忘れがちなのがパターン④です。

パターン④「動名詞・不定詞どちらもOKだが動名詞と不定詞で意味が変わるもの」
(P.319)
remember doing「(以前)〜したことを覚えている」
remember to do 「(これから)〜することを覚えている」
のように動名詞と不定詞で意味が異なる場合があります^^

で今回質問をいただいている画像の問題は、
「日本文に合う英文にする」必要があり
(4)のような問題は「会ったこと」という過去を表すので、
後ろは動名詞を選ぶ必要があります^^

パターンの覚え方ですが、
①〜④のリストを見てそのまま覚えるよりも、
「不定詞と動名詞を使った文を繰り返し音読する」が一番覚えられます。
繰り返し音読をしていると自分で答えを書くときに、
I want 〇〇ing 〜 と書いた時点で「あれ?」という違和感に気付いて、
〇〇ing を to 〇〇 に直すことができるようになります。

④は全く意味が異なるのでどちらも覚える必要がありますが、
①②に関しては「慣れる」が最短の方法です^^

なので沢山問題を解く→すべて暗記してしまうくらい音読する!
が一番良い勉強方法だと思います^^


【テキスト p63 5(1)】

■質問■
p63 5(1)であなたは家族に夕食作りますか?
解答はDo you cook for dinner  for your family?
となっていますが
make dinnerではだめですか?
cookだと加熱調理するとき、makeだとサラダとか加熱しないときに使うものだというのをきいたのですが、
夕食だけだとどっちかわからない場合はより適切なのはどっちでしょうか?

■回答■
makeとcookのニュアンスの違いですね!
結論から言いますとmake dinnerでも問題ないです^^

まず、ご理解いただいている通り
cook=「加熱調理をするもの(フライパンで焼くなど)」に使用される
make=「調理をしないもの(ただしスープは例外でmakeでOK)」に使われる
という分け方で大丈夫です^^

上記の分け方は「目的語が料理名の場合」にはしっかりと使い分けてもらいたいです。
例えば、
・I cooked some sandwiches.
・I made some sandwiches.
この2つを比べた時にサンドイッチは加熱しないので、
madeが正しくて、cookは不適切になります。

今回の文章は目的語が「夕食」になっていて、
具体的に何を作ったのか分からないのでmakeでもcookでも使えます!
ただ、一般的に英語圏では
・ランチ=サンドイッチなど片手間にサクッと食べれるもの
・ディナー=手の込んだもの
を食べるのが習慣なので、
解説は、手の込んだ料理→焼いたり煮込んだりする→cook
になってるんだと思います^^

※一点ご注意いただきたいのがcook for dinner となっていますが、正しくはcook dinnerです。


【stay home と stay at home/I’m home と I’m at home】

■質問■
stay home と stay at home
I’m home と I’m at home
の違いについて

■回答■
岩崎さんからもありましたが今回はhomeの「品詞」が関係してきます。

・homeの品詞
homeの品詞は下記のように「副詞」「名詞」の2つがあります。
※「動詞」「形容詞」の意味もあるのですが今回は関係ないところなので割愛します。

▼副詞
こちらはテキストP.171にも記載されているのでそちらを開きながらご覧ください。
これまでの寺子屋の講義で扱った副詞は、
・時を表す副詞
・頻度を表す副詞
ですが、役割は他にもあってhomeは「場所」を表す副詞になります。
テキストに書かれている同じグループの there(そこ)やhere(ここ)などを見てもらったらイメージしやすいかなと思います。
I’m here. で「私はここにいるよ」と同じ用法で、
I’m home. で「私は家にいます」となりますよね^^

▼名詞
名詞としての使い方のほうが馴染みがあるかと思いますが、
こちらは「家/ 家庭」という意味ですね^^
ここで注意すべきなのが「名詞としてのhomeの用法」です。
先程は、副詞としてhomeを扱ってI’m homeと書きました。
で、今回名詞として同じように文章を書いて、
I am home. (わかりやすく I とamを分けてます)
としてしまうと、寺子屋第1回の講義で扱ったBe動詞の『役割①イコール』となり、
「私 = 家」という意味になってしまうんですね^^

ではどうすればいいかと言うと、
こちらも第1回の復習になりますが、Be動詞の役割『②所在』 を使います。
所在の意味で使う場合は場所を表す単語の前に「前置詞」を付けることで所在の意味になりましたよね。
なので、今回も I’m “at” home. でatを入れることで②所在の意味にしているという仕組みです!

ではなぜ、
副詞の場合は前置詞が付かなくて、
名詞の場合は前置詞が付くのか
については第9回「前置詞」のところでご説明します。

【「watch」と「look」の違いについて】

■質問■
テキストP81の問5の文章の中に、
「they enjoyed watching many things made of snow」とあります。

watchはテレビなど動く物を見るときに使うと聞いた事があるのですが、なぜここではwatch を使っているのでしょうか?

■回答■
「同じ日本語の意味を持つ動詞の使い分け」についてですね。
とても良い質問です^^

同じ「見る」という動詞で有名なのがseeなので、
今回は see / look / watch の3つを扱いますね!

余談ですが、同じ意味を持つ動詞でもlookだけは少し役割が違っていて、
seeやwatchはそのままですが、look は atとくっついて
look at 〜で「〜を見る」という意味になります。
※こちらは第9回「前置詞」のところで詳しく扱いますね。

さてまず3つの動詞のコアを見ていきます。
・see 「自然に目に入る/視界に入る」
→これは道端でボーッと前を見ているときに「意識しなくても」目に入ってくる物を見るイメージです。
例えば目の前を自転車が通り過ぎたら、意識しなくても目に入ってしまいますよね。あの感覚です。

・look「視線を向ける」
→こちらは「見る」という動作よりも「見ようと視線を向ける」イメージです。
これは授業中に隣の人と私語をしていて先生に「こっち向きなさい」と注意されて先生の方に顔を向けるイメージです。
大事なのは、先生の方に「目線を向けること」にあります。

・watch「じっくりと見つめる」
→こちらは「対象物をじっくりと目を凝らして見ている」イメージです。
意識を集中させて見てるイメージですね。

上記が「見る」という動詞の違いになります^^
これを見ただけでもだいぶ違いが分かるかと思います!
ご質問いただいている通りwatchは「動くものの動きに注意をしながら見る」と学校などでは教わるので、
動かないものには使えないと思われがちですが、
コアの意味は「じっと見つめる」なので動きがないものでも使えます^^

今回のように many things made of snow 「雪でできた沢山のモノ」は動かないものですが、
「どんな風に作られているのかじっと見つめている」というイメージなのでwatchを使っています。

【Are you 〜?、Do you〜?の使い分け】

■質問■
会話で使う時ですが、Are you 〜?、Do you〜?の使い分けについて教えてください。
Do  you〜?は体の動きのない時に使用と書いてありました。
Do you speak English?は話すという体の動きではないのでしょうか?

■回答■
まず一般動詞とBe動詞の定義をもう一度おさらいしますね!

●一般動詞
「話す」「書く」「聞く」「作る」「歩く」「見る」など
動作を表すときに使われる動詞をまとめて一般動詞と言います。
※speakも話すなので動作を表します。
このときの文章は、
He plays the guitar.のような文章で、疑問文にすると
Does he play the guitar?になります。

●Be動詞
それに対してbe動詞が持つ意味は、動作で表現できないものです。
それが板書にも書いた
①イコール ②所在 です。
例文としては、
He is a teacher.のような文章です。
Be動詞の文章の疑問文は主語と動詞を入れ替えるだけなので、
Is he a teacher? となります。

まず疑問文の前に、
Be動詞と一般動詞それぞれの定義をきっちり頭に入れてみてください^^

その上でご質問いただいた
You speak English.という文章は
Be動詞ではなく一般動詞「speak」が使われているので、
Do you speak English?
が正しいです。

【問題集 P.10】

■質問■
問題集 P10
1-(5)これらの本は何ですか?
-それらは辞書です。
What are these books?
– They are dictionaries.
という答えになってますが、
They の代わりに、
These(or Those) are dictionaries.
では、いけませんか?

■回答■
こちらはまさに第1回zoomの最後にお伝えをした
「this/that・these/those」の質問と答え方というところですね!
そちらのスライドとテキストp.150を開きながら解説を見ていただきたいのですが、
注目すべきは「代名詞の種類」です。

結論から言いますと、Theyの代わりにThese(those)で答えるのは文法上、誤りです。
※たまに文章で見かけたりしますが、かなりくだけた表現だと思ってください。
理由として「疑問文の答えは人称代名詞を使う」と言ってしまえばそれまでなのですが、
せっかくなので順を追って解説します^^

▼指示代名詞
this/that/these/thoseは指示代名詞と呼ばれる部類です。
※日本語でいうと「こそあど言葉」です。
指示代名詞は読んで字の如く「指し示すため」の代名詞です。

イメージとして、指で指し示しながら「これってさ〜」とか
「あれってさ〜」と言ってると思ってください。
ここで大事なのが「聞き手に対して何を指してるのか明示すること」です。

▼人称代名詞
それに対して人称代名詞は
「すでに出ているので繰り返しを避けるため、もしくは誰(何)を指してるのか分かっている時」
に使われるものです。
こちらも第1回講義やzoomで扱いましたが、
Mr.Iwasaki is 43 years old.
Mr.Iwasaki is kind.
みたいに同じ主語がずっと続いていて、話し手も聞き手も
「誰を指してるか分かっている」ので代名詞を使いましたよね。

上記2点を併せて質問に沿うと、
What are these books?
(この時点で質問を受けた側はどの本を指してるか分からないので、
指示代名詞を使って「これについて聞いてるよ」と指し示す必要があります)

They are dictionaries.
(この時、質問をした側もされた側も、どの本を指しているか分かっているので
人称代名詞 を使います。)
なので指示代名詞を使った疑問文でも、人称代名詞を使って答える必要があります。

ちなみに第2回講義の板書も、
Does Tom write a letter?という固有名詞での質問も、
Yes, he does. と人称代名詞で答えてます。

【some/anyについて】

■質問■

●What day of the month is it today? – It’s October 23.(写真参照)
dayは曜日を聞くのに、ここでは日にちが答えになるのはなぜでしょうか?
Day of the monthが日にちを聞くのだとすると、dateとdayはどのような使い分けがされているのでしょうか?

■回答■
●dayとdateについて
まずdateとdayのそれぞれの定義を抑えてもらえると分かりやすいかなと思います。

・date→細かい日付(年月日を含む)
こちらは「一生に1度しか来ない」と考えると分かりやすいです。
例えば、 January 1st, 2020のように2020年1月1日は二度とこない日付です。
なので What’s the date today? と聞いて、
It’s January 1st ( 2020 ). と答えられたら ( ) の意味合いが含まれていると考えます。

上記を踏まえるとdateは2度とやって来ない日付を指すので、
曜日のように毎週繰り返しやってくるものを尋ねる際には不適切になります。

・day→何曜日・何日
こちらはdateとは違い「繰り返しやってくる」と定義すると区別しやすいです。
月曜日は毎週やってきますし、広い視点だと1日も毎月やってきます。

通常、曜日を尋ねる際は What day is it today? と聞きますが、
これは正式な言い方だと、 What day of the week is it today?
となります。
つまり、「( 1週間の中で )今日はどの日?」と聞かれてるわけですから、
SUNDAYやMONDAYのように後ろにDAYがついてる曜日で答えることになります。

で、今回の質問は「範囲」が違います。
先程は What day of the week 〜と「1週間の中」で限定をしてましたが、
この文章は What day of the month is it today? と「1ヶ月の中での日」を聞いてます。

▼ What day ( of the week ) is it today?
「1週間のうちのどの日?」
It’s Sunday. (1週間のうちにSundayは1回なので通じる)

▼What day of the month is it today?
「1ヶ月のうちのどの日?」
☓ It’s Sunday. (どの日曜日か分からないので不適切)
◯ It’s October 23. (10月の内の23日)

【there is/thereについて】

■質問■

Is there a/any fan in your room?(写真参照)
anyがくるときは複数形になると思っているのですが、だとするとこの場合はAre there any fans in the room? になるのでしょうか?
また、テキストのp.359にany +単数名詞について書いてありますが、肯定文でしか使われないということでしょうか?
■回答■
●there is / there are について
こちらは寺子屋では扱わない範囲になりますが、
非常に大事な構文ですので解説をします。

まず、there構文の基本として
・There is + 数えられる名詞の単数形 ( a book ) もしくは 数えられない名詞 ( snow, water )
・There are + 数えられる名詞の複数形 ( two books など )があります。

今回は疑問文になっているので、
Is there a fan in your room? となっているわけです。

●someとanyについて
・some
まずsomeは平叙肯定文で「数えられる名詞の複数形」にくっついて
「いくつかの〜」という意味になります。
There are some students in the classroom. (教室には何名かの学生がいる)

・any
これが疑問文や否定文になった際に、some→any に変わると教わってるはずです。
Are there any students in the classroom?

実はsomeが疑問文で使われたりanyが肯定文で使われて意味が変わったりするのですが、
そこはアドバンスコースというところで扱います。
どちらにせよ、まずは今回の意味を押さえてからになりますので基本理解はこれでOKです。

これらを踏まえて、
・a は「一つの」という意味で名詞の単数形にくっつく
・anyは「some+名詞の複数形」が疑問文になって形が変わっただけ
だから、aからanyに変わったら、

Is there a fan in your room?

Are there any fans in your room?

となるのではという質問かと思うのですが、
当然、上記のように fan → fans と変えるのが正しいです。

が、
Is there any fan in your room?
でも問題なく使えます。
※文法書にはこの用法は載ってなくてネイティブの先生に相談したんですが、
使えるとのことでした。

ただニュアンスが異なっていて、
▼ Is there a fan in your room?
→単純に扇風機があるかどうかを聞いてる。

▼ Is there any fan in your room?
→どんな形でもいいし、いくつあってもいいからあなたの部屋に扇風機ない?と聞いてます。
(あなたの部屋がとても暑いからどんな形でもいいから扇風機がないか聞いてるというニュアンス)

になります。
なので、any fan でも問題なく使えるのですが、
Are there any fans in your room?
になるよと伝えてあげるほうがベターです。

【テキストP.45 姉】

■質問■
テキストP45、大問5の英訳で「姉」とありました。
big sister と訳したのですが、解答にはシンプルに sister だけでした。

そこで質問なのですが…
①big/older sister など 年齢を形容するような言い方はあまりしない、
ともあったのですが、あえてつける場合は 丁寧な?かしこまった?感じになるのでしょうか?

②そして
big/older/elder
little/younger
の使い方に 違いなどあれば 教えていただけるとありがたいです…

■解説■
●elderとolderの違い
elderもolderも形容詞と呼ばれる品詞です。
形容詞には2つの役割があります。
①名詞を修飾(説明)する。
②文章の補語になる。
※形容詞・修飾・補語についてはまだ習っていませんが、
後の講義/zoomできっちり扱いますのでいまは覚えなくて大丈夫です。

①について
こちらは、
・my older brother
・my elder brother
のように後ろの「brother」という名詞を修飾=説明する用法ですが、
こちらはolder/elderどちらも使えます。

②について
補語になる用法は第1回講義で扱っていて、
主語+Be動詞+「主語を説明する語」と書きましたが、
この「主語を説明する語」が補語にあたります。
ここでolderとelderの違いが出るのですが、
elderは補語としての役割ができません。
つまり、
He is older than me という使い方はOKですが、
He is elder than me.という文章は作れません。

まだ扱っていない文法と比較級が混ざっている説明になり恐縮なのですが、
「elderは補語になれない」だけ覚えておいてください。

●littleとyoungerの違い
こちらはどちらも歳下の兄弟を指す場合に使われますが、
littleには「幼い」というニュアンスが含まれています。
実際に兄弟が幼児や小さい子どもである場合は、
littleを使っても問題ないのですが、
無難にyoungerを使うほうが良いですね!


【一般の人たちをさすyouの用法】

■質問■
テキストP149に『youには含まれない人はいません。』とありますが、
『みなさん全部』ともあります。自分自身も含まれますか?
『私たち皆』のような意味で使う時はweではなくyou でいいのですか?

■回答■
【Youに含まれるものについて】
テキストP.149

結論から言いますと、「私たち皆」という時はweを使います。
また「You」の中に自分は含まれません。
We / You の使い分けで大事なのは
「指している人物に自分が含まれるかどうか」です。

まず前提として、名詞には
単数 = 1人・1つ
複数 = 2人以上・2つ以上
という考え方があります。
※こちらは第2回講義でご説明します。

「I」は自分ひとりを指すので単数で「we」はIの複数形です。
「You」は単数と複数で形が同じです。

Don’t say “Fantastic” before you see Nikko.

この文章は観光本などで、ライターさんがすべての一般の人たちに
対して宣伝しているイメージです。
前の講義でもお伝えした通り、「英語には主語が必要」ですので
一般の人たち=Youを主語にしてる形ですね。
自分が宣伝する側で、私を含まない皆さんに知ってほしい!
という時は「You」を使います。
このYouの中は特定の誰かを指している訳ではなく
「日本人も外国人も大人も子どももすべての人」という意味がありますので、
テキストに「youには含まれない人はいません」と書かれています。

ただ、この時ライターさんは宣伝する側ですから
”自分のことは含まない”と考えるほうが自然ですよね^^